「速読」は今注目のトレーニング。
子どもから大人まで、勉強する上では外せないエッセンスといえます。
その活躍範囲は勉強だけではなく、趣味や仕事、ひいては「生きる」力に直結する能力ともいえます。
では、速読がどんなシーンで、どのように必要なのか、年代別に解説していきますね。
速読って必要?
今の時代、必須ともいえる学習が速読です。
「速く」「正確に」「内容」を読み取る力は、義務教育課程から始まり、高校や大学進学、就職はもちろん、人生に大きな影響を及ぼすといっても過言ではないほど、求められる力といえます。
ではなぜか?
大量の情報をスピーディーに読み取り、情報を処理して発信する力が必要になっているからなんですね。
そもそも「読む」段階で手間どっていては、これからの情報化社会で生き抜く力を身に付けられません。
人口知能の発達が目まぐるしく、2045年に迎えるシンギュラリティ。
AIがもたらす世界の変化に適応していくためには、膨大な情報について、自分なりの見解や意見、表現が必要。
そのためには、そもそもの「読む力」が不可欠といえるんですね。
速読が読解力や思考力・判断力etcにつながる理由
脳の汎化(はんか)作用で、速読トレーニングでワーキングメモリの速度も上がる
ことが大きなエッセンス。
ワーキングメモリというのは思考や推論、決断、計画などの多岐にわたる脳機能の基盤。
汎化作用というのは、一つの能力を活性化することで、他の能力も連鎖的に活性化することで、速読(早く読む)力を上げると、思考力や理解力、記憶力や感性、その他の機能の底上げにつながるんですね!
速読では、まず「見る」力を高めます。それに連鎖して、様々な脳機能が活性化するから、読解力や思考力、決断力などの能力もアップさせることができるんです。
速読トレーニングで、見る力をアップさせることで、その他の様々な脳機能アップが狙える。だから速読トレーニングが結果的には、思考力や読解力、判断力などの非認知能力のスキルアップにもつながるということです。
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「小学生に速読って早くない?」は間違い!
小学校のうちは
速読よりも、丁寧にしっかりと読む方が大事じゃないの?
そう思うかもしれませんね?
これは「速読」の理解を間違えている方の意見といえます。
速読=読み飛ばしが多い
と思われがちですが、速読の正しい方法を身に付ければ、「読んでいるつもり」「読み飛ばし」で内容を把握できないという問題は解決します。
「雑にざっくり読む」というイメージをしているのであれば、小学生からの速読トレーニングにリスクを感じるのかもしれまん。
速読のトレーニングというのは、ただ単に「文字を追う」だけではないんですね。
速読というのは、情報の処理能力トレーニングの一つ。
小学生からしっかり「処理能力」を鍛えるトレーニングをすることで、勉強にも興味があることにも、効率的・積極的に取り組めるようになるので、とても有効!
学校授業はもちろん、日々の生活の中でも役だちますし、中学受験ともなるとかなり頼れる力になります。
国公立中高一貫校での適性検査などでは、教科横断型の数ページにわたる長文読解が必要になっています。
読むだけで時間を取られる子どもも少なくありません。
速読トレーニングを積んでいる子どもであれば、この段階でかなり有利になりますよね?
小学生からの「速読」というと、抵抗を感じる方も、今の時代を考えた小学生からの「処理能力トレーニング」というと、その必要性を理解しやすいかと思います。
中学生「高校受験」で求められる読む力は増加傾向!
高校入試の情報量の増加は著しく、
平成23年(2011年) | 令和5年(2023年) | |
---|---|---|
英語 | 4ページ(リスニング除く) 大問6つ(選択問題あり) | 8ページ(リスニング除く) 大問5つ |
数学 | 4ページ 大問7つ(選択問題あり) | 7ページ 大問6つ |
国語 | 4ページ 大問4つ(選択問題あり) | 10ページ 大問5つ |
理科 | 4ページ 大問5つ(選択問題あり) | 12ページ 大問4つ |
社会 | 4ページ 大問5つ(選択問題あり) | 12ページ 大問3つ |
と文字量が圧倒的に多くなっています。
指定された時間内に、この文字数を処理して問題を解くことが、大前提になるんですね。
今の高校入試で求められる力は、単純に「解ける」「覚えている」だけではなく、高いレベルでの「読解力(精読・速読)」「表現力」が必須。
理解し、答えを導き出し、伝える(表現する)ためには、まず前提となる問題文を読まなければいけませんが、その量が膨大になっています。
まずは
スムーズで的確に読み取る力=速読力
が必要なんですね。
共通テストの前提も「読む」こと!高校生は必ず速読習得すべき
センター入試から共通テストに切り替わった初年度、受験生は大混乱に陥りました。
数学のテスト平均が38点台!
それは「情報量が膨大になっていた」ことも大きな一因といえます。
前年のセンター入試では12ページだったものが、共通テスト初年度(2021年度)は18ページ、さらに翌年はなんと25ページにも!
もはや「数学なの?国語なの?」というレベルの情報量ですよね。
もちろん、他の教科でもページ数の増加は顕著。
それだけ情報処理能力が求められる出題になってきているんです。
高校入試以上に、スピーディーに読み取り、把握して理解し、表現する力が必要。
やはりそこでも「速読」はベースとなる学習能力となります。
まずは、正確に読むことが大前提となるため、速読は高校生には不可欠な力といえます。
まずはスムーズ・スピーディーに読み取る力が必要!
今の時代、超一流大学を出ていれば安泰ではありません。
学歴や実績も必要ですが、それ以上に、他者とコミュニケーション取りながら、創造力や発想力を働かせ、自分なりの意見を伝え表現する力が求められます。
自分のしたい生活、送りたい人生のためには、こうした非認知スキルを鍛え、柔軟に対応していく力が欲しいですよね?
そのためには、たくさんの情報をスムーズでスピーディーに処理できる速読力が役立ちます。
今の時代に、大人も求められる力は、情報処理スキルですが、それを鍛えるために速読という方法はともて有効。
速読というと「本を速く読むこと」だけだと誤認されてしまいそうですが、実はすべての学習スキルのベースに速読があるんですね!
速読って必要? まとめ
速読は、単純に「文字を速く読むこと」ではありません。
作業としては、文章を速く読み、理解することですが、その先は思考力や表現力といった非認知スキルにつながっています。
今の時代に求められている、人間力のベースとなる訓練を速読でできるんですね。
情報処理スピードを上げるための練習なので、年齢関係なくまずは今から速読訓練を始めてみるのはおすすめです!