LINE入退クラウドは、QRコードやICカードでの入退室を保護者のLINEへ自動通知できる、塾・スクール向けの入退室管理システムです。
小規模塾が入退室通知だけを仕組み化したい場合には検討しやすい一方で、LINE公式アカウントが必要になる、送信数によってLINE側の料金が発生する、ICカード利用時は対応リーダーの確認が必要といった、導入前に確認しておきたい点もあります。
この記事では、料金、機能、デメリット、導入方法、無料体験まで確認します。
料金や機能を確認する前に、実際の画面や通知を試してみたい場合は30日間無料で利用できます。
LINE入退クラウドはどんなサービス?
LINE入退クラウドは、学習塾やスクール向けの入退室管理システムです。
生徒がQRコードまたはICカードで入退室すると、その記録が保護者のLINEへ自動で通知されます。
入退室の履歴は管理画面から確認でき、CSVでのダウンロードにも対応しています。
生徒30名までのライトプランが月額1,650円からと、小規模塾でも利用しやすい料金体系になっています。
LINE入退クラウドの料金
LINE入退クラウドの料金は、生徒数に応じた3つのプランから選ぶ定額制です。
初期費用はかかりません。
| プラン | 生徒数 | 月額料金 | 向いている規模 |
|---|---|---|---|
| ライトプラン | 30名まで | 1,650円(税込) | 個人塾・少人数教室 |
| スタンダードプラン | 60名まで | 2,750円(税込) | 個別指導塾・中規模教室 |
| プレミアムプラン | 500名まで | 3,300円(税込) | 集団塾・大規模教室 |
公式サイトの利用規約には、スタンダードプランの対象人数を「100名まで」とする記載が一部残っていますが、料金ページとFAQでは「60名まで」と案内されています。公式サイト内に一部異なる記載があるため、申し込み前に最新条件を確認してください。
LINE側の料金も確認する
LINE入退クラウドの月額料金とは別に、LINE公式アカウント側の料金が発生する場合があります。
月間の通知数がLINE Messaging APIの無料枠(月200通)を超えると、LINE公式アカウントの有料プランへの切り替えが必要になります。
2026年8月時点では、月5,000通まで利用できるライトプランが目安で、月額5,500円(税込)です。
これは201通目から1通ごとに追加料金がかかるという意味ではなく、無料枠を超えた月にLINE公式アカウント側の有料プランへ切り替える必要があるということです。
この費用はLINE入退クラウド独自の追加料金ではなく、LINE公式アカウント側の料金体系によるものです。
生徒数別に月額はいくら?
| 生徒数 | 該当プラン | 月額料金 |
|---|---|---|
| 30名 | ライトプラン | 1,650円 |
| 50名 | スタンダードプラン | 2,750円 |
| 80名 | プレミアムプラン | 3,300円 |
| 100名 | プレミアムプラン | 3,300円 |
| 300名 | プレミアムプラン | 3,300円 |
これはLINE入退クラウド本体の料金です。LINE側の送信料金は通知の件数によって変わるため、本体料金とは分けて確認しておくと安心です。
LINE入退クラウドでできること
LINE入退クラウドには、入退室通知に関わる機能から、運営を助ける機能まで幅広く用意されています。
入退室通知で特に重要な機能
- QRコードでの入退室記録
- ICカードでの入退室記録
- 保護者のLINEへのリアルタイム通知(1生徒につき最大3名まで)
- 写真付き通知のON/OFF切り替え
- 入退室履歴の確認・CSVダウンロード
あると便利な機能
- 保護者への一斉配信
- 生徒の一括登録・QRコードの一括発行
- ポイント機能
- 面談予約機能
- 保護者側でのスマホからの履歴確認
- スマホ・PC対応の管理画面
QRコードとICカードはどう使う?
QRコード
- 生徒ごとにQRコードを発行できる
- 印刷して配布できる
- 教室のPCやタブレットのカメラで読み取れる
- 専用リーダーを増やさずに始めやすい
ICカード
- 対応するICカードを利用する(オリジナルデザインのICカード、生徒が持っている交通系ICカードのどちらも利用可能)
- カードをリーダーにかざして打刻する
- ICカードリーダーが別途必要になる
2026年8月時点の公式FAQでは、動作保証されているICカードリーダーはPaSoRi(RC-S380)のみと案内されています。他のICカードリーダーでは正常に動作しない可能性があるため、ICカードでの運用を考えている場合は導入前に確認しておくと安心です。
保護者への通知はどう届く?
- 塾のLINE公式アカウントに保護者がメッセージを送る
- 保護者アカウントと生徒情報が連携される(自動登録)
- 生徒がQRコードまたはICカードで入退室時に打刻する
- 保護者のLINEへ通知が届く

1人の生徒につき、最大3名の保護者へ同時に通知を送ることができます(例:父・母・祖母など)。
写真付き通知は、QRコード方式を使った場合に利用できます。読み取り時の生徒の画像をLINE通知に添付でき、生徒ごとにON/OFFを切り替えることも可能です。
LINE入退クラウドのメリット
保護者が普段使っているLINEで通知を確認できます。新しいアプリのインストールを案内する必要がないため、保護者側の導入ハードルが低くなります。
QRコードなら専用端末を増やさずに始められます。既存のタブレットやPCのカメラで読み取れるため、初期費用や設置スペースを抑えて導入できます。
小規模塾でも月額1,650円から利用できます。生徒30名まで月額1,650円で利用できるため、個人塾や少人数教室でも導入費用をイメージしやすい料金です。
プラン内なら生徒数が増えても本体料金が変わりません。定額制のため、生徒が増えるたびに追加料金がかかる心配をせずに運用できます。
入退室通知だけでなく、面談予約や一斉配信も利用できます。入退室管理以外の連絡業務もあわせて仕組み化したい場合に活用できます。
LINE入退クラウドのデメリット・注意点
LINE入退クラウドを使うには、塾側でLINE公式アカウントを用意する必要があります。持っていない場合は無料で新規作成できるため、大きな負担にはなりにくいものの、開設や設定の手間は発生します。
月間の通知数が200通を超えると、LINE公式アカウントの有料プランへの切り替えが必要になります。通知件数が多くなりそうな場合は、事前に月間の想定送信数を試算しておくと安心です。
ICカードでの運用を考えている場合、公式に動作保証されているのはPaSoRi(RC-S380)のみです。QRコードのみで運用する塾であれば、この点は気にする必要がありません。
保護者がLINEを利用していない場合、通知を受け取ることができません。LINEを使わない家庭が多い場合は、後述するWebPush入退クラウドも候補になります。
LINE入退クラウドは入退室通知に特化したシステムです。請求や指導報告、成績管理まで1つのシステムでまとめたい場合は、対応する機能があるかを事前に確認しておく必要があります。
LINE入退クラウドの口コミ・評判は?
LINE入退クラウドは比較的新しいサービスのため、第三者による口コミはまだ多くありません。
公式サイトには導入事例が掲載されていますが、これは運営会社自身が発信している情報です。
第三者サイトのレビューが今後増えてきた場合でも、件数が少ないうちは全体的な傾向として判断するのは難しい状況です。
現時点では第三者による口コミの数が限られているため、口コミ評価だけでサービスの良し悪しを判断するのは難しい状況です。料金や機能が自塾に合うかを確認したうえで、30日間の無料体験で実際の操作感や通知の届き方まで試すほうが、導入後の運用をイメージしやすいでしょう。
LINE入退クラウドが向いている塾
- 個人塾・小規模塾である
- 保護者の多くがLINEを日常的に使っている
- まずは入退室通知だけを自動化したい
- 保護者に新しい専用アプリを入れてもらいたくない
- 専用端末をできるだけ増やしたくない
- 多機能な塾管理システムまでは必要ない
- 月額費用を抑えて始めたい
LINE入退クラウドが向かない可能性がある塾
- LINEを使っていない保護者が多い
- LINE側の通知料金をできるだけ避けたい
- 保護者への連絡手段を専用アプリに統一したい
- 請求・成績管理・指導報告まで塾運営全体を1つのシステムにまとめたい
LINEを使いたくない場合や、保護者にLINE以外の方法で通知を届けたい場合は、ブラウザの通知機能を使うWebPush入退クラウドも選択肢になります。
LINE入退クラウドとWebPush入退クラウドの違い
| 項目 | LINE入退クラウド | WebPush入退クラウド |
|---|---|---|
| 通知方法 | LINE公式アカウントのメッセージ | ブラウザのプッシュ通知 |
| LINE必要性 | 必要(LINE公式アカウントの開設) | 不要 |
| 専用アプリ | 不要 | 不要 |
| 月額料金 | 1,650円〜3,300円(生徒数プラン制) | 4,950円(定額) |
| 生徒数上限 | 30名・60名・500名(プラン別) | 500名 |
| 向いている塾 | 保護者が普段LINEを使っている塾 | LINEやアプリを使いたくない塾 |
どちらが優れているというよりも、保護者にどの方法で通知を受け取ってもらいたいかで選ぶとよいでしょう。
LINE入退クラウドの導入方法
- 30日間の無料体験を申し込む
- アカウントが発行される
- LINE公式アカウントと連携する
- 生徒を登録し、QRコードを発行する
- 保護者と連携する
- 実際に入退室通知を試す
公式サイトでは、初期設定にかかる時間は5分程度と案内されています。ただし、教室の環境によって多少前後する可能性があるため、目安として考えておくとよいでしょう。
設定でわからない部分があった場合も、設定マニュアルに加えて、遠隔での無料セットアップやオンラインでの設定サポートを利用できます。
30日無料体験で確認しておきたいこと
無料体験は、申し込むかどうかを決める場というより、自塾で実際に運用できるかを確認する場として使うのがおすすめです。
- 生徒登録のしやすさ
- QRコードの発行
- 実際の打刻の動作
- 保護者のLINEへ通知が届くか
- 保護者登録の流れ
- 通知が届くまでの速さ
- 写真付き通知の見え方
- 履歴の確認しやすさ
- スタッフが迷わず操作できるか
- 想定されるLINEの送信通数
2026年8月時点の公式情報では、無料体験は30日間で、クレジットカードの登録は不要です。体験期間中に決済手続きをしなければ、料金は発生しません。
申し込み前に、最新の条件を公式サイトで確認しておくと安心です。
LINE入退クラウドはまず無料体験で自塾に合うか確認できる
LINE入退クラウドは、QRコードやICカードでの入退室を、保護者が普段使っているLINEへ自動通知できるシステムです。
料金は月額1,650円からで、生徒数が増えてもプラン内であれば本体料金は変わりません。
一方で、LINE公式アカウントの用意や、通知数によるLINE側の料金、ICカード利用時の対応リーダーなど、事前に確認しておきたい点もあります。
小規模塾が入退室通知をまず仕組み化したい場合に、検討しやすい候補のひとつです。
機能表だけで判断するより、実際に生徒を登録して通知まで試したほうが、自塾に合うかを判断しやすくなります。
LINE入退クラウドは30日間無料で試せるため、まずは実際の画面と通知を確認してみてください。
クレジットカード登録不要。実際のQRコード発行からLINE通知まで確認できます。

