浜学園の公開学力テストを受けさせようと思うけど・・・小3だとどの程度の学力が必要?
浜学園の公開学力テストは、中学受験塾が開催するテストでもかなりハイレベルなテスト。
塾生も一般生も多数受験するので、その時点の子どもの学力レベルがどの程度かはっきり分かるので、小3にもなると受験しておきたいテスト。
ただやはり難易度は高く、出題の傾向も学校のテストなどとは全く異なるため、事前の対策は必須!
ここでは中学受験対策が本格化する「小3の学力公開テスト」にスポットをあて、詳しい出題傾向や難易度、などを解説します。
順調な中学受験勉強の滑り出しのためにも、ぜひお役立てくださいね。
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浜学園の公開学力テスト〈小3〉のレベルは?
難易度は高い!
数ある中学受験塾の公開テストでも浜学園の公開学力テストはかなりハイレベルとされています。
「希学園」「SAPIX」
↑-5
浜学園
↓+3
「馬淵教室」
↓+2
「日能研」「四谷大塚」
※ 各塾の偏差値比較を元に偏差値基準で比較しています
浜学園の偏差値を基準とすると、希学園・SAPIXが-5程度、馬淵教室が+3程度、日能研・四谷大塚が+5程度、とされています想定されます※。
浜学園 は最難関・難関中学の受験生が多く在籍するのですが、母数(在籍塾生数)が大きいため一般校受験生も多く、少数精鋭の希学園・SAPIXよりも偏差値が高く出ることになります※。
ただ、同じ母数が大きい日能研と比べると断然浜学園の方が偏差値が低く※なるので、実際には総合的にレベルの高い塾といえます。
※ 同一塾内であれば偏差値が高いほうがハイレベルとなりますが、偏差値基準が異なる他塾との比較のの場合には偏差値が全体的に低い方がハイレベルということになります。
例えば、浜学園で偏差値60であれば、希学園で偏差値55、日能研で偏差値65程度ということになります。
(塾全体の偏差値が50の中で、個人的偏差値が60を超えるのと、塾全体の偏差値が60の中で個人的な偏差値が60というのでは「偏差値」の意味が変わってきますよね?)
そんな塾の学力テストなのですから、当然難易度はかなり高なります。
浜学園の公開学力テストを対策なしで受験するのは、賢明ではありません。
受験に備えてある程度の対策をとっておくことをおすすめします。
ちなみにうちの娘は小3で対策なしで(当時は私も無知でした・・・)受験して打ちのめされました。
くもんでそれなりに先取りはしていましたが、塾用の勉強が必要だったと痛感しています。
では、浜学園の公開学力テストの出題ってどんな感じなのか・・・
気になりますよね?
小3の国語・算数の出題形式と傾向について解説しますね。
公開学力テスト〈小3〉出題の形式と傾向
※ 2022年度のテストを元にご紹介しています。
小3の公開学力テストは「国語」「算数」の2科目、各30分ずつになります。
ちなみに有料で3年生は2,200円(税込み)となっています。
国語の出題はこんな感じ
- 漢字 4問
- 長文読解 15~20問
- 表現
- 言い回し、慣用句
- 接続し
- 反対語
- 言い換え
- 文意や文脈の読み取り(3年生後半)
- 心情の読み取り(3年生後半)
が基本的な出題構成になっています。
漢字は各2点の合計8点なので、残りの92点が長文での得点になります。
長文は2300文字前後(見開きで1枚程度)。
学校で取り組む文章などよりも、はるかに長文になるので、まずはこれだけのボリュームがある文章になれておく必要があります。
ただ、選択、抜き取り、一文字を入れる、空欄を埋める、といった回答方式になり、完全な記述式の出題はありませんでした。
文章の種類としては物語文、論説文となりますが、2022年度は物語文の方が多く出題されたようです。
ただ、どんな文章が出るかはあまり気にする必要はなく、長文を最後までしっかり「読む力」をつけておくことが大事です。
長文に対する一つ一つの問題も比較的長い(2~4行)ので、読む習慣をつけておくことでずいぶん有利になると思います。
こども新聞などは最適なのではないかと思います。
ご家庭で対策するのであればZ会
の小学生コース3年生(スタンダード・ハイレベル)などがおすすめ。
Z会なら資料請求で無料お試し教材がもらえたり、1ヶ月だけの受講もできるので、使ってみやすく、一般性が浜学園の公開学力テスト対策をするのに適した教材だと思います。
市販のテキストでもZ会のZ会グレードアップ問題集ものは対策しやすくおすすめです。
公開学力テストの日程はこちら
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算数の出題はこんな感じ
- 計算問題(10問)
- 図や式や表による整理
- 曜日計算
- 規則性
- 図形
- 文章題
- 論理論証
など。
回が進むにつれ、計算問題は複雑にはなりますが、基本的な加減乗除や逆算、単位のある計算になります。
四則演算(混合計算)はありません。
すべて1問4点なので、計算ではケアレスミスなくしっかり得点しておいきたいですよね。
「図や式や表による整理」というのは、例えば
〇さんは1Lのジュースを350ml飲んだので、□ml残りました。
(□に入る数字を解答する)
といった問題や表を見ながら空欄の数字を入れていくという問題など。
図形については面積や体積ではなく、辺の長さや、同じ図形を探す、といった内容。
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こちらの本は普段のお楽しみ感覚で活用できるのでうちでも重宝しています。
文章題はそれほど長文ではありませんが、問われているのが何なのか?をしっかり把握しなければいけません。
最後の出題の「論理論証」ですが、正直難問です!
出題について論理的に数字を処理していく力が要求されます。
Vクラス入塾狙いであれば、ここまで解答したいところですが、Sクラスまでであれば最終問題は正解できなくても問題ないレベルの出題内容だと思います。
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公開学力テストの対策はどうする?
小3のテストの傾向を見てみると、高学年ほどではないものの、1、2年生に比べると格段に問題が多岐にわたり複雑になってきます。
まずは一度受けてみたいというのであれば、ご紹介したような問題集はおすすめです。
ただ、まんべんなく対策したおきたい、ハイレベルクラスでの入塾を希望しているという目的での受験であれば、Z会 小学生向け講座
を一時的に受講してみたり、入塾対策ができる個別指導塾や家庭教師を依頼するなどの方法もおすすめ。
浜学園対策ができる個別指導はSS-1
あとは長文を読むことに慣れるためにも「こども新聞」がいいと思います。
時事問題にも詳しくなれるので、どの本を読ませていいかわからない場合には、長文対策に読売KODOMO新聞が週1回で無理なく読めておすすめです。
低学年であれば公文に通っていたり、進研ゼミなどの家庭学習教材を使っているご家庭も多いと思います。
ただ、正直それだけでは浜学園の公開学力テストを受ける価値はないかもしれません。
受験するだけなら受けることはできますが、公開学力テストで学力を把握するために有効に活用したり、入塾資格を取得することはできません。
公文だと計算問題以外に対応できないし、進研ゼミではレベル的に全く届かないタイプの教材になるので、こういった学習スタイルでは準備不足になります。
通信教材でもハイレベルなZ会であればなんとか対策がとれるとは思うので、対策としてはZ会の教材や塾のための個別指導塾・家庭教師など、一時的な活用も検討してみてくださいね。
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浜学園小3公開学力テストのまとめ
- 浜学園の公開学力テストは難易度が高い!
- 国語は「長文をしっかり読む」練習が必須
- 算数は公文や進研ゼミでは対策不足!
- 塾のための個別指導塾や家庭教師も検討してみる
- 家庭学習教材で対策するならZ会がおすすめ
- V・Sクラスで入塾するなら公開学力テストは必須
浜学園の公開学力テストは受験者数も多く、最難関・難関校を目指す塾生も受けるため、難易度がはかなり高め。
子どもの学力レベルがはっきりとわかるので、これから中学受験対策を考えているのであれば受けてみるべきテストだと思います。
ただし、事前にしっかりと対策をしておくべきです。
出題の傾向や形式は、学校とは全く異なるため対策のないまま受験すると、子どもがショックを受けることも。
その後の中学受験対策をスムーズにすすめるためにも、公開学力テスト対策はしておいてくださいね。
国語も算数も「文章を読む力」は絶対に必要になるので、日頃から読む習慣をつけることに加え、各科目の学習対策をしてからの受験をおすすめします!
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