中学生の家庭学習で「すらら」か「スタディサプリ」か…迷っていませんか?
すららもスタディサプリも、学年にとらわれず勉強ができる無学年式教材。
でも、両社はベースが全く違うので
すらら
→ 勉強ができない、苦手、遅れている
スタディサプリ
→ 勉強が得意、成績上位、勉強に積極的
と明確に分けることができます。
スタディサプリは低価格で始めやすいので魅力的ですが、「学校の勉強についてけない」「勉強が嫌い・苦手」という子の場合はすらら一択といっても過言ではありません。
このタイプ別をふまえた上で、二つの無学年式学習について比較、特徴や相性の良いタイプをご紹介していきますね。
「すらら」「スタディサプリ」の違いは何?
すららとスタディサプリの共通点は
- ログイン型オンライン学習
- 無学年式学習教材
の2つ。
専用タブレットや専用ソフトの購入なしで、手持ちのタブレットやパソコン(スタサプはスマホもOK)にIDとパスワードを使ってログイン、取り組みができます。
どちらも学年の壁を取り払った無学年学習教材で、現学年を問わず必要な単元・箇所に自由に取り組むことができるのも共通点ですね。
どちらの教材も、苦手やつまずきのもととなるポイントまで、学年を超えてさかのぼることができます。
ですが、これ以外は全く異なります。
すららとスタサプ 徹底比較
すらら | スタディサプリ | |
---|---|---|
対応学年 | 小1~高3 コース選択あり | 小1~高3 全学年視聴できる |
対応教科 | 国算理社英 | 国算理社英 + 実技4教科 |
入会金 | 7,700円/11,000円 ※ 入会金無料キャンペーンあり! | 不要 |
料金 ※ 税込 | 8,228円~/月 | 1,815円~/月 |
使用端末 | PC/タブレット | PC/タブレット/スマホ |
特徴 | ・遅れの取り戻し、苦手対策が得意 ・個別指導塾なみのプランで遅れを取り戻し学力を引き上げる | ・テスト対策が充実 ・抜群の低価格で一流講師の神授業が見放題 |
どちらも小学生~高校生までの学習範囲に対応していますが、すららはコース選択があります。
「小中コース」「中高コース」で受講教科も、3教科/4教科/5教科から選択して、選択したコース・教科ならその範囲で学習内容を自由に見ることがきるんですね。
一方、スタディサプリ
は小学生でも高校生でも、入会すれば全単元を視聴できます。
完全なオープンカリキュラムとなっています。
それなら、スタディサプリの方がグッと安いしお得じゃない?
そう思うかもしれませんね?
実際、スタサプはダントツの低価格!
入会金も不要なので、すぐにでも手軽に始められる料金でお得感は否めません。
でも、ご紹介しているようにスタディサプリは勉強に積極的に取り組める、成績上位の生徒が対象。
勉強が苦手で遅れてしまっている場合は、いくら全単元が公開されていても、役に立てることはできません。
自分で弱点を絞ってそこまでさかのぼる学習管理が必要なんですね。
テスト対策も然りです。
勉強ができるから、自らテスト対策に取り組んで効果を発揮できますが、それ以前の問題であれば個別のサポートが必要になります。
さらに、つまずきの元をたどり、そこから現時点の学校学習のレベルまで引き上げる必要がありますよね。
それも、子どもの自発的なやる気を引き出しながら…
勉強ができる子にとっては、スタディサプリの講師陣の痛快な授業は、サクサクとテンポよく進むみ理解度を上げ、成績アップに直結しますが、勉強嫌いな子どもには効果を感じにくい教材です。
すららにしてもスタディサプリにしても、「自分に合ったレベル」「無理のない授業」だからこそ手応えを感じることができます。
この点を意識すると、
・勉強嫌い、苦手
・授業についていけてない
→ すらら
・学習習慣がある、成績悪くはない
・低価格で効率的な勉強がしたい
→ スタディサプリ
という選択が見えてきますよね。
すららの特徴
すららでは実際に講義を進めるのはアニメーションの先生ですが、学習プランは人(すららコーチ)がしてくれるので、一人ひとりに向き合った勉強ができるんですね。
さかのぼり学習が必要だけど
どの単元の勉強をすればいいのかわからない
どこでつまずいたのかわからない
と迷う心配はありません。
無学年式教材をベースにスタートした教材なので、無学年への作り込みがとても優秀で分かりやすいのもポイント。
学習プランが作成されたら、その日から苦手やつまずきポイントからしっかり勉強できるんですね。
中学生のすららの使い方
すららは担当のすららコーチが立てるカリキュラムにそって勉強をすすめるだけ!
事前のチェックですららコーチがつまずきを見つけ出し、個別に最短ルートで学力アップにつながるプランが用意されているので、取り組みで悩む必要がないんですね。
- すららコーチの学習計画で毎日取り組み
- 苦手・つまずきを徹底クリア
- テスト前はテスト対策への切り替えもOK!
- 現学年の勉強に追いついたら、教科書対応の学習に切り替え
無学年式学習の魅力でもあり、欠点ともなりうるのが自由度の高さ。
好きに単元を行き来できたり、ピンポイントでかいつまんで勉強に取り組めたりする分、「どこから手を付けて良いかわからない」ということにもなりかねません。
ここを解消できるのがすらら。
担任のすららコーチが無学年教材で必要な単元にアプローチできるプランを提案してくれるので、生徒は学習プランにそって勉強に取り組むだけでいいんです。
必要であれば小テストや定期テストの時だけ、学校の単元に合わせた勉強に切り替えることもできるので、学校授業対策もバッチリできます。
苦手やつまずき、理解不足の解消だけでなく、テスト対策にも対応しているのは中学生には心強いですよね!
すららが合うのはこんなタイプ
- 学校授業についていけない
- テストで半分も得点できない
- どこでつまずいていたのかが分からない
- すでに勉強に苦手意識がある
- マイペースな子どもに合う勉強方法で無理なく学力を付けたい
すららは無学年学習教材なので、先取り学習もできます。
でも実際には勉強ができる子よりも、「勉強が苦手」「勉強嫌い」「授業についていけていない」という子と相性が良い教材。
学校授業のように学年単位で同じ内容を繰り返すスパイラル方式の学習方法ではなく、体系図でピンポイントで必要な箇所を串刺し型に復習することができる学習方法なんですね。
無駄がないんです!
スタディサプリの特徴
- とにかく安い!
- スマホでも学べる
- 一流講師の神授業が見放題
- 自分のペースで進めることができる(速習が可能)
- 定期テスト対策に定評がある
- その都度の確認テストが秀逸
スタディサプリは学年、年生、取り組みたい教科にかかわらず、1カ月1,815円~(税込)と抜群の安さが魅力!
ずっと定額なのも助かりますよね。
有名塾や予備校で指導経験のある講師陣がテンポよく進める神授業は、ユーモアにあふれ、勉強に取り組む子供たちを惹きつけます。
定期テスト対策にも定評があり、実技4教科対策もできるので、内申点アップにも期待できます。
スタディサプリの取り組み方
- 学校授業をその日に復習
わかりやすい動画授業でさらに理解度アップ。演習問題取り組みで定着させる。
自動採点でタイパよく勉強 - 日ごろから厳選予想問題で着々とテスト対策
- テスト前は定期予想問題で総復習
スタディサプリが合うタイプ
- テストで60点以上得点できている
- 今よりもっと成績を上げたい
- 難関校志望で塾のサブ教材として使いたい
- お金をかけずに成績上位をキープしたい
- 学校の定期テスト対策をサクサクこなしたい
すららと比較するとき、スタディサプリをおすすめするのは、「低予算で成績をあげたい「ある程度勉強ができる」タイプ」
このタイプの場合は、すでに一定の学習習慣を身に付けて自走できているので、学習管理の必要がないんですね。
スタディサプリは、進研ゼミやスマイルゼミといったタブレット学習と比較しても、学習計画や学習管理という面では手薄な教材。
ですが、ここさえ突破できれば、映像授業のクオリティや無駄のない教材は抜群のコスパを誇る教材といえます。
勉強が楽しくて仕方ない!とまでいかなくても、ある程度勉強が結果につながる楽しさを知っていて、自走できるタイプであれば、スタディサプリ はおすすめです!
中学生ですららかスタサプか…失敗しない選び方
すららもスタディサプリも、それぞれに子どもたちの特徴を捉え、必要な内容を要点を絞って取り入れた良質な教材。
スタディサプリは何かと価格高騰の中、定額でひと月1,815円~とダントツの安さ。
魅力を感じますよね。
でも、絶対に忘れてはいけないのが
スタディサプリは勉強に積極的に取り組める生徒向けの教材
という点。
スタディサプリ中学講座のCMなどでもわかるように、スタディサプリが得意とするのは、5教科合計が336点や360点、380点台からの引き上げなんですね。
5教科合計が336点ということは、平均67点は取れているということになります。
現状でこれくらいテストで得点できる(できそう)であれば、スタディサプリはコスパが良くおすすめですが、半分も正答できていないのであれば、しっかりした指導サポートがあるすららがおすすめです。
低迷している生徒の成績を引き上げる効果を考えるなら、すららの8,228円~/月は、コスパの良さを実感できると思います。
子どもの現時点での学力レベルを考えて選ぶ
成績下位や50点の得点が難しいならすらら
成績中位以上、テストで60点はキープしているならスタディサプリ
なら選び方でつまずく心配はありません。
すららとスタディサプリ比較 まとめ
すららやスタディサプリは、学年にとらわれず、自由に単元を行き来できるので自由度が高く「振り返り」「先取り」がしやすい無学年式学習。
学年式を土台に無学年式を取り入れた、進研ゼミやスマイルゼミとは全く違い、完全に学年の壁が取り払われているので、無学年式の家庭学習でどちらにしようか迷うことも多いようですね。
でも、基本として考えるべきは、すららは勉強が苦手な子どもに強い、スタディサプリ は勉強に積極的な生徒に最良の教材という点。
これが大前提となります。
まずは、現状の学力レベルで選んでみてくださいね。
ある程度の学力があり、自走ができるならスタサプ、勉強が苦手でサポートが必要ならすらら
どちらも、必要な学びができるので、それぞれに無駄のないコストパフォーマンスの高さを感じられる教材になっています!