
中学生の不登校は増加傾向にあり、他人事ではないというご家庭も多いようです。
不登校増加の原因は、子どもたちを取り囲む環境や社会の変化、コロナ禍といったその時々の事由で、「不登校は悪ではない」と受け入れられてきている風潮も後押ししているようです。
ですが子どもの将来のことを考えると

せめて自宅で取り組みやすい勉強法を見つけて学校に戻ったときに子どもの負担をなくしておきたい
ですよね?
そんな子供たちのために、ここでは不登校になった中学生が取り組みやすい学習法を3つご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
不登校の中学生が取り組みやすい3つの学習方法

不登校になる理由は様々ですが、学校に行かないからといって、子供自身が「勉強しなくてもいい」と思っているわけでもありません。
参考:文部科学省 令和2年度不登校児童生徒の実態調査: 学校を休んでいる間の気持ち(安心や不安)について ( 勉強の遅れに対する不安があった・進路・進学に対する不安があった )
(https://www.mext.go.jp/content/20211006-mxt_jidou02-000018318-2.pdf)
そこで、中学生で不登校になってしまった場合におすすめなのが
の3つの家庭学習教材での勉強になります。
3つの学習方法比較一覧
すらら | サブスタ![]() | ||
---|---|---|---|
不登校出席扱い対応 | ◎ | ◎ | ○ |
個別学習プラン | ◎ プロアドバイザーによる作成 | ◎ プロアドバイザーによる作成 | ○ AIによる作成 |
プラン作成時のヒアリング | ○ LINEやメールによるヒアリング | ○ LINEやメールによるヒアリング | × |
対応教科 | 英・数・国・理・社※1 | 英・数・国・理・社 | 英・数・国・理・社 +実技4教科 |
月あたり費用 ※2 | 税込8,800円~ | 税込7,900円一律 | 税込6,570円~ |
入会金 | 税込7,000円~ | 不要 | 不要 |
さかのぼり 先取り | ◎ 小1~高3 | ○ 小1~中3 | ○ 中1~中3 |
個別対応 | ◎ 専任コーチ | ○ | ○ |
使用デバイス | PC/タブレット | PC/タブレット/スマホ | 進研ゼミ学習専用タブレット |
添削指導 | × | × | ○ |
すらら | サブスタ![]() |
※2 すらら、進研ゼミは支払い方法等により月あたり費用が異なる
3つの教材のうち不登校の出席扱い制度にしっかり対応可能と明言しているのは
の2つになります。
進研ゼミは対応可能な教材ではあるものの「できる限りの協力はします」との回答で、完全に不登校になった場合の出席扱いについては学校との話し合いがキーになる感じです。
ただ、進研ゼミは通っている学校の教科書に完全に対応している教材となるため、学校に行ったり休んだり・・・という子どもには安心な教材です。
また、進研ゼミは期末テスト前には実技を含む9教科対応で、副科目もしっかり対応できるため、不登校がちな子どもにはおすすめ!
一方、すららとサブスタは不登校の出席扱い制度に積極的に関わってくれる教材。
すららは学習障害や不登校生徒の学びを全面的にバックアップしていますし、サブスタからは不登校について
サブスタはICT教育なので不登校生徒の出席扱いに対応可能です。自宅学習での出席扱いは学校にご自宅での学習状況を伝える必要がありますがサブスタに関しては・ノートに書く・学習の計画を紙ベースでご提供できる という形に残る学習スタイルの性質上、学校側に学習状況を把握していただきやすい利点があります。
サブスタ問い合わせ返信内容より
との回答をいただいています。
サブスタは教材の内容からしても、お楽しみ要素が少なく学校が提供してくれるような堅実な教材なので、担任の先生や校長先生にも受け入れられやすい教材設計。
「取り組んでみたけど承認されない」というのは避けたいところなので、しっかりと対応できると断言してくれるのは安心ですよね。
不登校の度合で比較すると

不登校が長く続いていて、もしかしたら小学校課程からのやり直しが必要な場合や、人による授業が苦手(人が苦手)といった場合には小1~の教材がありアニメーションの先生が授業をするすららがおすすめ。
数年分さかのぼっても、現学年までしっかり追いつけるようスピーディで着実、効率的な学習プランの提供と指導があるすららなら、不登校期間が長い子どもでも安心です。
また、そこまでさかのぼる必要はないものの「学校に行けていないけど授業を受けること自体は苦痛ではない」といった場合には、塾や学校の授業を受けるような感覚でしっかり学べるサブスタは復学時の子どものギャップもなくしてくれるのでおすすめ。
もう少し不登校の度合いが軽いのであれば(不登校気味、休みがち)、学年式教材で教科書対応の進研ゼミがいいでしょう。
ただし進研ゼミの場合には万が一、完全不登校になってしまったケースも考慮して記録を残すなどの対策が必要です。
詳しくはこちら ⇒ 進研ゼミで不登校の中学生の勉強をするには
すらら

- 個別に担当コーチ(すららコーチ)がつく
- 保護者とコーチがLINEやメールでしっかり連携
- 教材内で指導するのはアニメキャラクター
- 細かいヒアリングをモトにしたプロによる個別学習プラン作成
- 小学校からのさかのぼり学習にも対応
- 無学年式教材
- ログイン型オンライン学習教材で端末を選ばずどこからでも取り組みできる
(スマホは非推奨) - 不登校の出席扱い制度に対応
すららは一般的な認知度は高くないものの教育現場ではかなりメジャーな教材で、多くの学校や塾でも取り入れているログイン型オンライン教材。
こうした教材が家庭向けでも用意されています。
家庭向けのすららでは保護者と担当コーチが密に連絡を取り合うことで、子どもの特性やその時々の状況を考慮しながら完全個別学習プランが提供されます。
もちろんプラン提供後も子どもの状況についての報告などがあるため、一人一人にしっかり寄り添った学習に取り組むことができます。
無学年教材になるため、必要なところから串刺し型で学び直すことも可能。
スパイラル教育にありがちな、「やり直すために、原因のポイントまでさかのぼる」必要がなく、スピーディーに学習の遅れを取り戻せるのもすららの魅力。
HSC(Highly Sensitive Child)や対人関係に不安を持つ子どもでも取り組みやすいように、授業(レッスン)はアニメキャラクターが行い、人が教えることはありません。
ただし、必要であれば個別にアドバイスももらえるようになっています。
入会金が必要となりますが、時期によっては入会金0円キャンペーンなどもあるので、すらら公式サイトはこちらでチェックしてみてくださいね。
サブスタ

- サブスクサービス※1で受けられるオンライン学習
- LINEやメールによる細かいヒアリングを元にしたプロによる個別学習プラン作成
- 要点映像(映像授業)で指導するのは一流プロ講師
- 学校教材のようなしっかりした教材設計
- シンプルで扱いやすい画面
- 小学校からのさかのぼり学習にも対応※2
- 学年式教材で学校授業にもしっかり対応
- ログイン型オンライン学習教材
- 問題の取り組みはノート(紙)に書き、丸付けをする
- 不登校出席扱いに対応
※1 サブスクとは毎月一定額で継続的に受けられるサービス。定額なので他に一切の費用がかからない。
※2 小学生向けは別コース
おうちで学習するだけで出席扱いになるオンライン学習【サブスタ】
サブスタはまだ知名度が高くないものの、不登校の中学生にはかなりおすすめのログイン型オンライン学習教材。
テキストなどは一切必要ありませんが、オンラインで表示される問題はノートなどに書いて取り組むスタイルになります。
実際に手を動かして紙に書くので、アウトプットやつまずきやすいポイントの確認などにはかなり強い教材といえます。
最初にLINEやメールで詳しいヒアリングがあり、それにそってプロの学習アドバイザーが学習計画表を作成してくれます。
この学習計画表のヒアリング・作成は毎月あり、この学習プランにそって1ヶ月ごとに学習に取り組みます。
教材の学習内容は学校授業の単元にそっていますが、取り組み方は個別指導に特化した教材で、個別指導塾のような勉強方法となっています。
教材内容は派手な装飾や楽しさはないものの、学校や塾の授業をそのまま自宅で受けられるような堅実な教材といえます。
毎月定額で満足度の高いサービスを受けられるサブスクを取り入れた教材なので、他に費用は一切必要なく、中学3年間ずっと一律料金なのは安心ですよね。
進研ゼミ(ハイブリッドスタイル)

- 教科書対応で学校授業にそった内容で学べる
- 取り組み結果に応じてAIが自動で個別学習プランを調整
- タブレットに記入でその場で正誤確認ができる
- 双方向型オンラインライブ授業がある
- ゲーム感覚で楽しみながら取り組める
- ご褒美アプリやプレゼントも充実
- 人気赤ペン先生による添削指導
- 学年式教材で学校授業にもしっかり対応
- 9教科対応で期末テストにも対応
- 学習専用タブレット(チャレンジパッド)使用で安心・安全なタブレット学習
- 不登校出席扱いに対応可※1
※1 進研ゼミで不登校の出席扱い制度に対応させるには、ハイブリッドスタイルでの受講で取り組み履歴などをプリントアウトするなど対応が必要。
進研ゼミ中学講座のハイブリッドスタイルはタブレット学習をメインとする紙教材との併用スタイル。
とはいえ、ほとんどがタブレットで完結するようになってきています。
元々は勉強が苦手な子どもや、効率的に時間を活用した学習に取り組みたい中学生を ターゲットとしているため、「楽しく、使いやすく」といった特色が色濃く出ていますが、使い方によっては「不登校の出席扱い制度」にも対応可能な教材。
すららやサブスタが不登校の生徒にもしっかり対応できるのに比べると、学習履歴などを印刷して保管するなどの対応が必要になるため、完全不登校の子どもよりも、不登校気味な子ども、学校を休みがちな子どもにおすすめ。
完全に不登校になってしまって、ゆくゆく「出席扱い制度」に活用するのであれば、活用方法を学校関係者(担任や校長)と相談しておくことをおすすめします。
とはいえ、教科書対応で苦手克服にもかなり力を入れた教材であるため、不登校で勉強が遅れがちな子どもにも使い安い教材となっています。
タイプ別おすすめ教材
- 勉強がかなり後れてしまった
- 人と接することに抵抗がある
- 不登校の出席扱い制度を検討している
こんなタイプはこちら
おすすめ
- しっかり学校の勉強は続けたい
- 書くことでしっかり学習を定着させたい
- 定額で費用面で安心したい
- 不登校の出席扱い制度を検討している
こんなタイプはこちら
おすすめ
- まだ完全に不登校ではないけど・・・
- 勉強嫌いで楽しく取り組める教材がいい
- オンラインなら授業にも参加できそう・・・
- 高校入試情報は常にチェックしておきたい
- 手持ちのパソコンやタブレットがない
- タブレット学習はSNSなどが心配
こんなタイプはこちら
おすすめ
その他の通信・オンライン講座の不登校への対応
ご紹介した3講座以外にも、通信教材はいくつもありますよね?
代表的なものならZ会やスマイルゼミ、スタディサプリなどがあります。
この3社に「不登校への対応」について問い合わせたところ、
申し訳ございませんが、スタディサプリが出席扱いになるかにつきましては
弊社では判断することができかねます。
そのため、学校へ直接ご相談いただきますようお願いいたします。
(スタディサプリサポート回答)
申し訳ございませんが、中学生コースの教材は「不登校の出席扱い制度」には対応しておりません
(Z会サポートデスク回答)
可能か否かはお答えできかねますが、スマイルゼミのカリキュラムについてのURLを送らせていただきますので、申請される担当部署等にお問い合わせいただき、ご相談をしていただければと思います。
とのこと。
いずれも積極的に対応してもらえるという感じではありませんでした。
「学校がOKならどうぞ・・・」といった印象。
対して、ご紹介した3社のうち
「すらら」「サブスタ」 ⇒ 不登校出席扱い制度に対応しています
「進研ゼミ」 ⇒ 学校の授業進度に合わせた教材提供他、範囲内でお力添えができる(学校に要相談)
「すらら」「サブスタ」では完全に受け入れ可能であり、進研ゼミも最終的な判断を断言できないものの、十分に対応できうる教材・サービスを提供できるとの回答でした。
市販の参考書・問題集ではダメ?

もちろん、市販の教材を購入してきて取り組むという勉強方法もあります。
ただし、なんの強制力もなく中学生が毎日コツコツ、一人で取り組むのはかなりハードルが高い学習方法。
また、市販の参考書や問題集でも毎月購入するとそれなりの金額になる上、時として「合わなかった」「使いにくかった」「思った学習ができない」など、購入するものを間違えてしまうことも少なくありません。
選びに行く時間、探す手間などを考えても一定の費用をかけてしっかり取り組婿とができる方が、不登校の子どもへの負担は軽く、学習しやすくなります。
確実に、その時々の子どもに必要な学びを無駄なくするためには、一定の費用をかけても通信・オンライン教材などを選択することをおすすめします。
不登校の状態になってしまっても、子どもが取り組みやすい勉強法で登校できるようになったときに備えて自宅で勉強できる環境を整えておきたいですよね。
中学生で不登校になっても勉強すべき理由とは?
基礎的な知識は生きていくために身に付けたい…というのであれば、中学よりも小学生の不登校の方が心配ですよね?
よく言うように、毎日の生活で「因数分解が必要なのか?」ということです。
生活するための重要な基礎知識(お金の計算や最低限の漢字など)は小学校で習います。
では中学生で不登校になった場合に勉強をしておく必要性とは?
そこには3つの大きな理由があります。
子ども自身も不安を持っている

まず大切なポイントは、学校に行かなくなったからといって必ずしも子ども自身が「勉強はしなくていい」と感じているわけではないということ。
不登校になる理由は様々です。
中学に入ると勉強が難しくなるだけでなく、人間関係が複雑になり、生活環境に変化があり…。
そういったところが原因で不登校になった場合には、不登校になった本人も「勉強していない」ことを不安に感じています。
「勉強が嫌いで嫌いで仕方ない!」と不登校になったのであれば、無理やり勉強を不登校の生徒にさせるのは酷です。
※ もちろんこういったケースでも徐々に勉強に親しんでいく努力は必要です
ただ、そうではなく
case2 勉強が嫌いではないのに学校の授業についていけなくて不登校になった場合
こういった場合には子ども自身も勉強を放棄している状態にこれからの不安を感じています。
この不安を少しでも取り除くために、不登校になっても家庭での勉強は必要となります。
不登校を克服したときのために(負のスパイラルを断ち切る)
例えば、学校の勉強についていけなくなって不登校になった場合、「気持ちを立て直して学校に、いざ行ってみたら余計に授業についていけなくなっていた」というのは困りますよね?
また、不登校の原因が勉強ではなくても、やっと登校する気になって行ってみたら授業が全く分からない…
こういった負の連鎖を断ち切るために、中学に戻った時に授業についていけるよう、家庭での勉強はしておくべきです。
不登校になった中学生が、再び登校してみようとしすることはとても勇気が必要でエネルギーを使うことです。
もちろん、不登校の原因は勉強についていけないことだけではありません。
ですが、せっかく勇気を振り絞って登校したのに、授業についていけなく再び不登校になることはよくあることです。
この負のスパイラルをなくすためにも、不登校でも勉強はしておくことをおすすめします。
5教科+副教科までカバーできる!進研ゼミ
規則正しい生活習慣を身に付けるため

とてもシンプルな理由になりますが、生活リズムを整えるために、毎日の学習習慣は大いに役立ちます。
不登校になるには、多少なりとも心のバランスを崩してしまっていることが原因となります。
こうしたストレスは自律神経の乱れを招き、心身ともに不調の原因になります。
参考:タケダ健康サイト(自律神経の乱れ)https://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=jiritsumidare
不規則な生活は自律神経の乱れを招き、よりマイナス思考に偏ることに。
これも前項と同様に負の連鎖となるため、生活習慣を整えることは不登校の生徒にはとても重要なポイントです。
今、不登校や引きこもりになっていても、生涯このままというわけにはいきません。
心身の健康を取り戻し、社会生活に戻れるようになった時のために、また不登校でも健康な体を保つためにも、毎日の生活リズムを整えておく必要はあります。
※ ただし、焦りは禁物!
例えば、不登校の中学生におすすめしている進研ゼミ中学講座では1回のレッスンが15分程度なので、毎日こなすことに負担を感じることはありません。
タブレット学習であればゲーム感覚でできるので、取り組みやすいですよね?
例えひきこもりの生活であったとしても、少しずつでも生活リズムを整えていくための一つの方法として、家庭でも勉強時間を決めておきたいところです。
不登校の中学生の勉強で注意すべきポイント
中学で不登校になった場合に、勉強をしておくべき理由をご紹介しましたが、注意しておきたいポイントは3つ。
強制しない
中学に入って不登校になるには
- 学校での人数が増え、先輩・後輩関係ができるなど複雑化する人間関係
- 校則や制服など規則が増え社会性の高い生活に変わる学校生活
- 科目数が増え複雑、難しくなる勉強
など様々な要因があります。
成長とともに複雑化する環境に適応しきれなかった子供には大きな不安とストレスが。
繊細な子どもの場合には不登校になる理由が山のようにあるのですね。
そこで、いくらやっておくべきだからといって勉強を「強制」するのは禁物です!
ただでさえ不安やストレスに傷つき戦っている子どものストレス、精神的負担を増やすことにかねません。
不登校であっても勉強はしておくべきですが、決して強制すべきではありません。
時間がかかっても、子ども自身が勉強してみようと思えるように促し、提案してあげる必要があります。
親子のコミュニケーション

「この教材が良いから」と、教材を与えるだけでは意味がありません!
中学生にもなったのだから、寄り添って勉強を見てあげる必要はない、と思うならそれは間違いです。
べったりと傍に張り付く必要もありませんが、少なくとも見守り、勉強に取り組む姿勢を認めてあげることは必要です。
不安定な心のままでは勉強しても身に付きません
適度なコミュニケーションを取りながら学ぶことで、安定した心で勉強に取り組み、知識・学力を習得することができます。
子どもを引き込む勉強方法
不登校になる場合には無気力傾向となっているはずです。
その時点で、一般の参考書を持ってきてもなかなか勉強に取り組むのは難しいこと。
そこで必要なのは「夢中になれる教材」「短時間で集中できる教材」であることです。
ちょっと興味をひく教材、ちょっとやってみようかな…と思える教材であることは重要なポイント。
最近人気のタブレット学習などは、ゲーム感覚で楽しみながらできるのでおすすめです。
例えば進研ゼミやすらら
であれば、オリジナルキャラクターが話しかけてくれるのでさらにゲーム感があり、取り組みやすい教材となっています。
サブスタは楽しいというよりは、引き込まれるようなわかりやすい解説が魅力。
シンプルで使い安い教材設計というのも、子どもが手をつけやすいといえます。
不登校の場合には、まずは「やってみようかな…」と思えることが第一条件です。
不登校は病気のサインであることも…

人間関係や環境の大きな変化によるストレスで、中学に上がって不登校・引きこもりになるケースばかりではありません。
不登校の中には起立性調節障害などの病気が潜んでいることもあります。
子ども自身も登校する意欲はあるものの、どうしても朝起きることができないのです。
不登校でも勉強はしておくべきではありますが、こうした病気を見落とさないためにも、不登校になった子どもが体調の不調を訴えた場合にはまず内科を受診してみることをおすすめします。
起立性調節障害の場合には午前中は体調が悪いものの、午後、夜になるにしたがって体調が回復傾向に。
こうした症状であれば午前中にはできなくても午後には勉強に取り組むこともできます。
不登校でも勉強は必要ですが、病気が潜んでいるのであればそれなりの対応が必要となるので、不登校で体調が悪い場合には病院にかかることはしておきましょう。
不登校でも家庭でスムーズに勉強できる教材の選び方とは?
- 子どもの状態に合ったものを選ぶ
(不登校の状態、人との関わり、学習の遅れ、など) - サポートサービス・フォローがしっかりとしている
- 今の時点の我が子に最適な学習プランを提供してくれる
- 短時間集中型学習
こうしたポイントを抑えた講座であれば、安心ですよね?
まとめ

不登校が増えつつなるなか、新型コロナウイルスの影響で中学校の長期休学が余儀なくされるなど、追い風となり2019年(令和元年)以降、不登校児童生徒は急激に増えてきています。
中学生にもなると、子どもなりに休んでいる間の勉強に不安を感じているケースも少なくありません。
やがて学校に通えるようになったときに、せめて勉強面での負担がないように、家にいる間も子どもが取り組みやすい勉強法で進めておきたいですよね。
私自身、中学生の時に一時期不登校になったこともありましたが、幸い勉強だけはしていたため、学校に戻ったときに「居辛さ」を感じることはありませんでした。
不登校の子どもにとって、学校や社会に戻るということはかなりしんどいこと。
そのときに余計な負担をなくし、スムーズに溶け込めるよう、不登校の間も使い易い教材で勉強しておくことをおすすめします。