

Z会と進研ゼミ
中学生ならどっちが良いの?
Z会も進研ゼミも長く人気の通信教育ですが、対象や目的が大きく異なります。
決定的な違いは
レベルと料金
学習スタイルにかかわらず
Z会の方が内容は高度・費用はやや高め
「標準〜応用」を無理なく積み上げていく教材。
応用〜難関レベルまで無理なく力を引き上げられる教材。
どちらも実技4教科も副教材に含まれるので、内申対策もバッチリ!
迷ったら、「どのレベルをどの予算で続けたいか」を基準にすれば大丈夫です。
Z会と進研ゼミ(中学生)の選び方ポイント

進研ゼミとZ会で迷っているのであれば、まず念頭に置いておきたいのが難易度の違いによる相性の良い子どもの違い。
- 勉強がニガテ・楽しくない…けどやらなきゃいけない。楽しみながら勉強を進めたい。
- 学習習慣を身につけ学校生活を充実させたい中学生に人気!
- ハイレベルな教材で思考力・応用力を磨き、勉強に直結する考える力を研ぎ澄ます
- 勉強して成績が上がる面白さを知っている中学生との相性バッチリ!
この2つの違いが重要になります。
Z会
は学習習慣やある程度の学力が身についている場合におすすめの教材
- 実力テストで順位が上がるのが楽しい
- 高得点を取ると嬉しい
- 難関校合格に近づきたい
- 成績上位をキープしたい
- 更に成績アップを狙っている!
など自主的に勉強に取り組む姿勢ができているなら、より一層効果的に使える教材。
勉強すること、成績が伸びることの面白さを知っているならZ会一択といっても過言ではないかと思います。
一方、進研ゼミは勉強が苦手な子どもには特におすすめです。
学習を進めやすい個別の学習プランが作成されたり、苦手克服に特化した教材や、子どものモチベーションアップのための工夫があちこちに散りばめられています。
楽しく学べるエッセンスが盛りだくさん!
そのため進研ゼミは
- 勉強がニガテ、嫌い…だけどやらなきゃ…
- やってるのにうまくいかない!モチベーションが持たないな…
- まだ目標が決まっていない
など、Z会と比較すると勉強に積極的になれない、勉強と部活などを両立できればレベルにこだわらないといった場合には特におすすめです!
もちろん、進研ゼミでも難関校入試に備えられるし、難関校合格の実績も数多くあります。
また、Z会でも日々の授業対策や定期テスト対策もバッチリできます。
ただ「子どもにとってどちらが良いか」を考える場合
- 子どもの現時点での学習状況
- 教材が何を重視して作られているか
を考慮しておくと失敗なく選ぶことができます。
こうした特徴からも、Z会の方がハイレベルで上位成績や上位校受験を目標にしていることは明白。
ただし注意したいのは
「ハイレベルな高校志望だからZ会」
と単純には決められない
ということ!
あくまで大まかな目安。
※ Z会では申し込み時に「高校受験を希望する・しない」の選択がありますので、高校受験をしない場合でも学力向上に活かせます。
まずはそのことを念頭において、検討してみてくださいね。
どっちが良いの?〈受験対策と成績アップ〉

同じ通信教育でも、進研ゼミとZ会では難しさがまったく違います。
ざっくり言うと、Z会の方が一段レベルが高い。
だから、難関校を目指すならZ会の方が受験対策も成績アップも進めやすいんですね。
ただし、Z会は内容が難しいぶん「基礎がまだ固まっていない」「学習習慣が安定していない」という場合は、いきなりZ会だと負荷が大きいことも。
逆に、進研ゼミは基礎〜応用を無理なく積み上げられる教材なので、
今の実力がまだ途中段階なら、まずは進研ゼミで土台作りをした方が伸びやすい。
つまり、
- 今の時点での学力レベル
- 勉強のペースや習慣の有無
この2つをしっかり見極めて選ぶことがすごく大切です。
とはいえ「どっちから始めるべき?」と迷う家庭は多いので、おすすめの進め方を整理すると

難関校を目指したいけど、実力がまだまだ届かない…
とう場合には
まずは進研ゼミで基礎理解を固める
↓
余裕が出てきたら
Z会や進研ゼミハイレベルにステップアップ
なども検討しましょう。
「今の実力で無理なく取り組めるレベル」から始める
進研ゼミのスタンダードからスタートして、一定の学力がついたらZ会に変更する家庭も多いです。
土台ができて成績が伸び始めると 「勉強おもしろい!」を実感し始め、Z会の教材を最大限に活かせるように!
「成績を上げたい」「難関校を受験したい」からといって、現時点で実力が追い付いていないのに、いきなりZ会から始めると勉強嫌いになってしまうリスクも。
これは避けたいですよね?
まずは実際の教材(見本)を見て、わが子には「どっちが分かりやすいか」「どちらが続きそうか」を比べてみるのが一番。
両社とも資料請求で無料体験教材がもらえるので、一度取り寄せて比べてみてくださいね。
Z会と進研ゼミ 比較一覧

| Z会 | ||
|---|---|---|
| 運営 | ベネッセコーポレーション | 株式会社Z会 |
| コンセプト | 部活も勉強も!ニガテをなくし学力アップへつなげる | 自分史上最短ルートで高得点 |
| 合格実績 ※ | 第1、第2志望校合格率 98.4% | 志望校合格率 96.7% |
| 教材レベル | 低~難 教科書に沿った内容 を軸に基礎から築く | 中~難 学校教材とは別ルートのオリジナル教材で、ハイレベルな難問にも取り組む |
| 学習スタイル | ・タブレット学習 ・テキスト学習 | ・タブレット学習 |
| レベル別コース | コース選択あり 変更可 | コース選択なし (自動でレベル設定) |
| 対応教科 | 9教科 | |
| メイン教材 | ・タブレット ・オリジナルテキスト | ・タブレット |
| 学習サポート | ◎ | |
| 使用端末 | 学習専用タブレット | Z会専用タブレット または 対応機種iPad |
| オプション | 英会話 入試対策 オンライン個別指導塾 | 作文 入試特訓 プログラミング |
| Z会 | ||
|---|---|---|
| 端末料金 | 専用タブレット:39,800円 実質0円! | 専用タブレット:39,600円 今なら実質0円! |
| 中1 | 6,990円~ | 9,470円~ |
| 中2 | 7,140円~ | 9,790円~ |
| 中3 | 7,190円~ | 10,870円~ |
※ Z会は英語オンラインスピーキングなしの場合
| | Z会 | |
|---|---|---|
| 特徴 | ・個別プランで必要単元を効率学習。 ・ニガテ克服に強く、つまずきを残さない。 ・副教材・オンライン授業で基礎を確実に! | ・入試を見据えて実力を最短で強化。 ・タブレット1台でハイレベル学習を完結。 ・3年分の全単元を自由に学べる。 |
| タブレット | 学習専用タブレット | 学習専用タブレット または iPad(対応機種) |
コンセプトだけでもわかるように、進研ゼミは部活と勉強の両立といった中学生ならではの学生生活を充実させる方法としての通信教育に最適!
一方、Z会では「最短ルート」「高得点」といったワードから読み取れるようにスピーディーで確実な成績アップを目標に置いた教育といってもいいでしょう。
ただZ会も進研ゼミも志望校への合格率は96%超。
どちらも良質な実績ある教材なので、お子さまのレベルと志望に合うかどうかを軸に選んでくださいね。
進研ゼミ中学講座の特徴

- 忙しい中学生活と両立しやすい学習設計
- 24時間対応の疑問解消サポート
- 学習スタイルを選べる
進研ゼミ中学講座は1回約10分~15分程度と、集中できる、負担のない時間で取り組める設計になっています。
部活や習い事と忙しい中学生でも無理なく継続的に両立できる設計なんですね。
学習時にはAIが24時間いつでも質問に対応するため、疑問を残したり、勉強の手を止めることがなくスムーズに取り組めます。
集中力が続く時間内にしっかり勉強できから安心ですよね。
また、タブレット学習とテキスト学習から自由に選択できるのも特徴的。
ただし、タブレット学習でも副教材として紙教材が届くので、「やったつもり」で終わる心配はありません。
全体的に、中学生なら誰もが取り組みやすい、中学生の生活に寄り添った教材設計になっているんですね。
教材の内容と選び方
教材内容

進研ゼミ中学講座の教材は大きく分けて3種類。
- タブレット教材
授業→演習→AI個別対応 の流れ - 紙テキスト
重要単元のまとめ、テスト向け問題 - 赤ペン
記述式添削 - 実力診断テスト(年2~3回)
- 学校別の予想問題
- 暗記系のカードと冊子
忘れがちなポイント重視 - 重点対策ワーク
※ 学年末や受験期に増える
- ハイレベル問題集
- 入試向けプレ問題
※ 中2以降は内容が濃い
こうして分けると使い分けが簡単なんですね。
選び方
選ぶ必要があるのが「学習スタイル」と「レベル別コース」。
おすすめは
無理のないレベル
(=今の学力「−1段階のレベル」)
からのスタート。
少し余裕がある方が、続けやすく、結果的には応用に進めるスピードが速くなります。
| 勉強が苦手 | スタンダード | ・土台作りにフォーカス。 ・タブレットの丁寧な解説で、まずは「わかる」体験を積める |
| 平均より少し上 | スタンダード + テスト対策しっかり | ・定期テストの順位を上げるなら、紙ワークをしっかり使う。 ・タブレットだけで完結させると伸び悩むタイプに。 |
| 上位層・難関校志望 | ハイレベル | ・応用・演習量が多く、一歩踏み込んだ勉強ができる。 ・学校ワークでは足りない場合に◎。 |
| 部活で忙しい | タブレット中心 (ハイブリッドスタイル) | ・時間の都合をつけやすい。 ・隙間時間活用や細切れでの時間使いに◎。 ・テスト前は紙ワークも必須で成績UP! |
| 紙教材で取り組みたい | 紙教材中心 (オリジナルスタイル) | ・書いて覚えるタイプに◎ |
サポート(質問対応、赤ペンなど)
進研ゼミ中学講座の人気のポイントは総合的にサポートが充実している点にもあります。
24時間のAI質問対応
AIチャットと質問対応で、学習中でも手を止めずに、「わからない」をすぐに解決できます。
赤ペン先生の添削指導
進研ゼミ中学講座では点数に直結する個別指導も充実。
赤ペン先生が添削課題の答案を見て、弱点や思考のクセを個別に修正してくれます。
双方向型オンライン授業
プロの講師による参加型のオンライン授業はチャットで、その場で質問もOK!
自宅にいながら塾にいるような臨場感を感じながら、授業の没頭できます。
個別ニガテ対策
タブレットが日々の学習の取り組み結果から理解度を読み取って、本人専用の弱点レッスンを自動で出してくます。
完全個別のオーダーメイド学習ができるんですね。
解説動画ライブラリ
進研ゼミ中学講座の解説動画はライブラリから選択するだけで、いつでも視聴できます。
分からない箇所をやり過ごす心配がない工夫がここにもあるんですね。
保護者向けサポートでは、個別進路相談、保護者アプリ、最新入試情報もあるので、保護者も受験までを不安なまま進める心配はありません。
他にも、電子図書館や努力賞制度、不登校向け支援など、学びを続けるための仕組みがしっかり整っています。
サポートが充実していると安心ですよね。
難易度とレベル別コース
進研ゼミのレベルは「基礎から難関校向けまで」段階的。
| 中1・中2 | スタンダード ハイレベル |
| 中3 | 受験総合コース 難関挑戦コース 最難関挑戦コース |
Z会と比べるとグッと幅広いレベルに対応した教材なんですね。
中1・中2は「スタンダード」か「ハイレベル」
「内申取りたい」「学校のテストで平均点よりちょっと上を狙いたい」子向け
- 教科書対応で基礎~標準の勉強をしたい
- 定期テストの点を確実に取りたい
- 迷ったら「スタンダード」でOK!
「上位校を狙いたい」「応用問題で差をつけたい」子向け
- 応用・記述・思考系の問題に取り組みたい
- 中1から入試レベルにも触れておきたい
- 難関校受験を視野に入れている
どちらのコースが合うかは、公式サイトの診断でサクッと判断できます。
中3は志望校レベル別
中三受験講座は、受験高校のレベル別に分かれています。
志望校に合わせた選択が必要なんですね。
公立・中堅〜上位校向け
- 一般的な公立受験で「確実に合格ラインに乗せる」レベル
- 苦手を潰しながら、入試に必要な基礎〜標準を網羅
- 普通に多くの子がここに入る
偏差値60前後の上位校
※ 進研模試の偏差値基準
- 標準+応用の量が増える
- 「あと1ランク上を目指す」層が使うと伸びやすい
- 記述や思考力問題もあり(毎月)
偏差値65〜70台の超上位校
- 入試でガチで落としにくる問題が普通に出る
- 量も質も一番ハード
- 国私立の最難関や、公立トップ校狙い向け
複数のコースがあるように思いますが、実際はとてもシンプルなんですね。
進研ゼミ中学講座のメリット・デメリット
- 家だけで完結するので続けやすい
- 定期テスト対策がかなり実戦的
- タブレットでも紙教材がしっかり届く
- 赤ペン提出で「やりっぱなし」を防げる
- 塾より圧倒的に安い
- 基礎〜応用まで段階的に伸ばせる
- 1か月だけでも始めやすい仕組みがある
- 自分で進められない子は止まりやすい
- 質問対応は塾ほど密じゃない
- タブレットの誘惑に負けると続かない
- 忙しい子は紙教材が溜まりやすい
- 中3は演習量が物足りる場合がある
- 難関校だけを狙うならZ会の方が強い
教材を選ぶうえで、本当に大事なのは「子どもが無理なく続けられる仕組みがあるか」。
その視点で進研ゼミを見ると、「合う・合わない」がはっきり見えてきます。
進研ゼミが向いているタイプ
- 自分のペースで勉強したい
- 定期テストの点数を着実に上げたい
- 費用を抑えて効率的に学びたい
- タブレットだけでは心配(紙教材も欲しい)
- 家での学習習慣をつけたい
進研ゼミ中学講座は、この5つのポイントで特に力を発揮しやすく、続けやすい子の特徴がここにまとまっています。
家で進める仕組み、テスト対策の強さ、費用感、教材のバランス、習慣づけまで、家庭が判断するときに一番気になる部分をそのまま整理した形になっているんですね。
この考え方で進研ゼミを見ると、わが子との相性がすぐに確かめられます。
Z会中学生コースの特徴

- 思考力・記述力を中心に伸ばす学習設計
- 添削指導×AIで精度の高い個別最適化
- 中学3年分が学び放題で先取りも復習も自在
Z会中学生コースは、難関校を目指す中学生向けに「考えて書く力」を徹底して伸ばす設計。
添削では、先生が『どう答えにたどり着いたのか』まで踏まえて指導してくれるため、入試で差がつく記述力や応用力が自然と鍛えられます。
さらにAIが理解度やミスの傾向を読み取り、次に解くべき問題を自動で提示。ムダのない最短ルートで苦手を潰せます。
また、入会したその日から中1〜中3の全単元を自由に学べるので、得意は先取り、苦手はさかのぼり学習と、自分のペースに合わせて調整しながら進められます。
専用タブレットは記述しやすい大画面仕様。
紙に近い感覚でじっくり考えながら学べるのも特徴的です。
全体として、志望校に合わせて戦略的に実力を積み上げたい中学生に向けた、質の高い通信教育になっています。
教材の特徴と学びの方向性
Z会の教材は、「知って終わり」ではなく、考えて答えを組み立てる力をまっすぐ伸ばす教材になっています。
読み取る・考える・書くを行き来しながら、理解を深めていく仕組みになっています。
方向性として押さえておきたいのはこの3つ↓
・インプットより、考えてアウトプットする時間が多い
・答えそのものより「どう考えたか」を大事にする
・入試レベルにつながる応用問題で、思考力と記述力を鍛える
Z会中学生コースは取り組むほど「腑に落ちる瞬間」が増えていく教材。
落ち着いて考えるのが得意な子や、深く理解したいタイプの子とは特に相性がいいです。
難易度と自分で進める力
・問題は標準〜難まで幅広いが、全体的に応用寄り
・答えだけじゃなく「思考の流れ」をつかませる構成
・自分で粘って考える力があるほど、効果が出やすい
Z会の難易度は、一般的な通信教材よりハイレベル。
「考えて解く」問題が多いので、ある程度「自分で進める力」が求められます。
とはいえ、ただ難しいだけの教材じゃない。
解説が丁寧で、考えるプロセスをちゃんと導いてくれるつくりになっているので、読み込みながら理解を深めたいタイプの子にはハマりやすい。
自分のペースで取り組める子なら、問題のレベルが高くてもちゃんと伸びます。
逆に、解けないと手が止まりがちな子や、基礎がまだ固まりきってない段階だと、負担が大きいと感じることも。
「自分で読んで、考えて、まずはやってみる」
このスタンスがある子なら、Z会の強みを最大限引き出せます。
自分の子に合うかどうかは、実際の教材を見るのが一番確実。
Z会
の教材レベルと内容をチェックしてみてくださいね。
タブレット学習と添削の特徴
・「書いて考える」量が多いタイプのタブレット学習
・説明やヒントより、自分で読み取る工程を重視
・添削は思考プロセスまで踏み込んで修正してくれる
・記述力や論理的な組み立てが苦手な子ほど差が出る
・量は多くないけど、1問あたりの内容が濃い!
Z会のタブレット学習と添削は、ただのデジタル教材じゃなく「思考の質」を底上げする仕組みになっています。
動画を見て終わり、暗記して終わり…みたいな軽い勉強ではなく、問題を読んで考えて書く工程が中心。
記述スペースが広くて、紙に近い書き心地なので“雑に流す”ことができない設計。
答えの正誤だけじゃなく、どんな段階でズレたか、どこで考え方が甘くなったかまで見抜いて返してくる。
「解き直したら正解できる理由」をつかませてくれるので、1回の添削の密度がかなり濃い。
どちらも、特徴が色濃く出ていますが、特に添削はZ会の代名詞レベルで強いので見逃せません。
Z会は「やれば伸びる」教材です。
それを裏付けするのが考える作業から逃がさない仕掛けなんですね。
短時間で大量にこなしたい子より、質を重視して腰を据えて取り組みたい子に刺さる教材設計になっています。
タブレットの使い心地や添削の雰囲気は、実際の教材を見たほうが正確です。
Z会中学生コースのメリット・デメリット
- 教材の質が高く、理解が深まりやすい
- 記述・思考力の演習がしっかり積める
- 難関校向けの対策が強い
- 添削のフィードバックが丁寧
- 量は少なめでも「濃い」学習ができる
- 自宅でハイレベル対策まで完結できる
- 難度が高めで、勉強が苦手な子はつまずきやすい
- 提出物が重いので、部活との両立がキツい場合もある
- テスト対策は進研ゼミほど「実戦寄り」じゃない
- 質問サポートはあるが、即解決ではない
- 料金は通信教育の中では高め
- やらないと普通に置いていかれる
教材を選ぶときに大事なのは「質の高い内容を、自分でどこまで扱えるか」。
その視点でZ会を見ると、「向いている子・向かない子」がはっきり分かれます。
進研ゼミとZ会の違い(教材・難易度の比較)
| 進研ゼミ中学講座 | 基礎~難関対応 学校とテストに強い実用型 |
| Z会中学生コース | ハイレベル 入試まで伸ばす思考型 |
教材の方向性の違い
進研ゼミは、学校の授業とテストに直結する内容をベースに、基礎〜標準を着実に積み上げる方向の教材。
一方Z会
は、思考力・記述力を中心に応用へ踏み込む設計で、入試レベルの力を早い段階から鍛えるつくり。
ポイントはここ↓
・進研ゼミ
教科書対応で「理解→定着→テスト対策」を効率よく回す流れ
“日々の授業と内申アップ”を軸に学びやすい構成
・Z会
教科書+独自問題で「考える→書く→振り返る」を重視
“応用力・記述力・入試対応”に向けて深く鍛える構成
ここが2つの教材設計の大きな分かれ目になるよ。
難易度の違い(標準~難関の位置づけ)

進研ゼミ:基礎〜標準を固めてから応用へ進む教材
Z会:最初から応用・難関レベルを視野に入れた教材
進研ゼミは、基礎〜標準をしっかり固めながら、必要に応じて応用へ広げる段階設計。
Z会は、標準問題も扱うけれど、ベースが応用寄りで難関校レベルまで一直線に伸ばす難度構成。
違いはこのあたり。
・進研ゼミ
教科書準拠の標準レベルが中心
応用は“選べる”スタイルで負担を調整しやすい
「まずは点数を安定させたい」層に合う難度
・Z会
標準もあるが、初期から応用・記述が当たり前
難関校を想定した問題設定が多い
「考えて突破する力」を早くから求められる
この難度設計の違いが、子どもとの“相性”に直結します。
進研ゼミハイレベルとZ会ならどっち?

自力で考えて解き進めることができる
(思考力で勝負できる)
⇒ Z会中学生コース ![]()
まずは基礎を固めて応用に慣れたい
⇒ 進研ゼミ中学講座ハイレベル
この判断軸で選ぶと、まず失敗しません。
Z会
は最初から応用・記述が中心で、難関校レベルまで自然に引き上げてくれます。
自分で読み取り、考え、整理して書く力があるほど伸びやすい教材なんですね。
一方の進研ゼミハイレベルは、教科書対応で学校授業を土台にしつつ応用の量を増やした「標準→応用」のステップ型。
難問にも触れられるけれど、基礎を崩さずに進められるのが強み。
めちゃめちゃ「できる」わけではないけど、「そこそこ成績が安定している」場合には、Z会か進研ゼミハイレベルか、で迷いますよね。
でも教材の特徴をつかめば、簡単に選ぶことができるんですね。
料金とコスパの比較

どちらの教材も「英・数・国・理・社」の主要5教科と実技を含む4つの副教科に対応しています。
どちらも副教科は「おまけ」で主要科目を受講すれば無料で取り組める設定。
ただ、料金プランの大きな違いは、進研ゼミは5教科セット受講のみでZ会は1教科~の受講ができるという点。
進研ゼミ中学講座の料金
進研ゼミは5教科セット受講(+実技4教科)のみ。
科目別に受講することは出ません。
それでも、費用は全9教科対応で
・ハイブリッドスタイル(タブレット中心):月額6,170円〜
・オリジナルスタイル(紙中心):月額5,480円〜
※ いずれも中1・12か月一括払いの場合
タブレット代は実質0円になる仕組みがあるため、初期費用を抑えて始めたい家庭にはおすすめです。
全教科を一気にカバーしたい場合は進研ゼミは圧倒的にコスパが良いといえます。
Z会中学生コースの料金
Z会は1教科から受講できる単科制が最大の特徴。
必要な科目だけ選んで受けられるため、費用調整がしやすい教材です。
Z会の受講料(会費)は1教科2,686円~/月。
※ Z会の料金を個別に確認できます
2教科までの受講なら進研ゼミよりも安く抑えられるんですね。
逆に、3教科以上ならZ会の方が高くなります。
5教科すべて受講すると進研ゼミより総額はかなり高くなり、月額9,470円~。
さらにZ会専用タブレットか、対応機種のiPadが必要。
複数受講での割引やタブレット実質0円キャンペーンなどもありますが、通信教材としてはZ会お高めの設定になっています。
費用のことも考えつつZ会を検討しているなら、「必要な科目だけ(2科目まで)」か「応用を強化したい」という場合には柔軟性が高くおすすめです。
料金と続けやすさ
「全教科×コスパ」なら進研ゼミ
「少数科目×質の高さ」ならZ会
この2つを押さえておけば、選ぶときに迷いません。
どちらを選ぶにしても、毎月の料金だけでなく続けやすさの相性が大切です。
・全科目まとめて管理したい
・費用を抑えつつ内申・テスト対策を安定させたい
→ 進研ゼミ
・得意科目だけ伸ばしたい
・必要な科目にだけ投資したい
・応用力をピンポイントで鍛えたい
→ Z会 ![]()
どっちが向いてる?タイプ別の選び方

さらに詳しく、タイプ別にご紹介しますね。
部活が忙しい/時間がない→進研ゼミ
進研ゼミは、忙しい中学生でも短い時間で成果を出しやすいように設計されています。
効率化学習のための仕組みが多数用意されているんですね。
1回約10分~15分程度で完結する短時間集中型の学習設計や、「圧倒的解説力×出るトコ厳選」という特徴でテストでねらわれる問題を厳選している点などです。
部活で忙しい中学生でもしっかり勉強に取り組める工夫が散りばめられているのが、進研ゼミ中学講座なんです。
難関校を目指す→Z会
難関校を本気で狙うなら、まずZ会。
Z会教材では早い段階から応用・記述が当たり前に出てきます。
入試レベルの思考力を早い時期から鍛えられるんですね。
・記述量が多く合格ラインに直結しやすい
・「考えて解く」問題が多く、入試で点につながりやすい
・標準レベルの先で必要になる力まで自然に伸ばせる
進研ゼミでも難関校は狙えるけど、仕上がりの早さと深さはZ会の方が伸ばしやすい!
特に「もうワンランク上に行きたい」「応用で点が取り切れない」という子は、Z会
が相性がいいんですね。
基礎固めを優先したい→進研ゼミ
基礎からしっかり固めたいなら、まずは進研ゼミ!
教科書対応で「今の授業そのまま」に合わせられるので、理解の穴を残さず積み上げやすいんですね。
・説明が丁寧で、つまずいても立て直しやすい
・毎月の教材とAIサポートで、基礎の抜けを作りにくい
・定期テストに直結する構成で基礎〜標準が自然に安定する
Z会のように最初から応用に踏み込まないので、基礎が不安な子でも無理なく続けやすいのが強み。
ハイレベルやZ会へのステップアップもスムーズにできるから、基礎固めからなら、まずは進研ゼミが最適です。
自分でどんどん進められる→Z会
自分で読んで理解し、テンポよく進められる子ならZ会が最善。
説明を読み取って考える設計なので、自走できるタイプほど伸びを実感できます。
Z会中学生コース
は「自分の力で進める」ことがベースにある教材だから、「自分でどんどん進めたい」「得意科目は先へ行きたい」というタイプには相性抜群なんです。
迷った時の選び方

いろいろとご紹介してきましたが、どうしても決めきれないこともありますよね?
それなら、この3つのポイントを見るだけでほぼ決まります。
あとは、どちらが「無理なく続けられるか」で判断すればOK。
勉強の続けやすさ
学習習慣が安定していない子
→ 進研ゼミ
自分で積極的に取り組める子
→ Z会 ![]()
進研ゼミは授業・テストと連動した構成で、習慣づけがしやすい設計。
Z会は自分で読み取り・考える力が必要なので、すでに習慣がある子でなければ続けにくい。
理由はとてもシンプルですよね。
理解力と学習サポート
基礎を固めながら進みたい
→ 進研ゼミ
理解が早く、応用に踏み込みたい
→ Z会 ![]()
進研ゼミは丁寧な解説と学校準拠で、基礎→標準を安定して積み上げやすい教材。
一方、Z会は自分で読み取る工程が多く、理解が早い子ほどペースがどんどん上がるようになっています。
親のサポート量の違い
できるだけ親の負担を減らしたい
→ 進研ゼミ
勉強の進み具合を多少見守れる
→ Z会 ![]()
進研ゼミは質問対応が手厚く、テスト対策も自動で回るため、親が細かく管理する必要が少ない。
Z会は添削や提出物がある分、完全放置よりは「進んでるかチェック」する場面が進研ゼミよりも多いです。
保護者がどれだけ手をかけられるか、も通信教材では選び方ポイントの一つとなりますよね。
まとめ
進研ゼミとZ会は、どちらも良質な教材。
ただし強みがまったく違うんですね。
・進研ゼミ
学校の授業に合わせて、基礎〜標準を着実に積み上げたい子に向いている
勉強習慣をつけたい、部活と両立したい、費用を抑えたい家庭と相性がいい
・Z会
応用・記述に強く、難関校を視野に入れてしっかり実力を伸ばしたい子向け
理解が早い、読むのが苦にならない、自分でどんどん進めたいタイプに向いている
結局のところ、選ぶポイントはこの2つだけ。
今の実力に合うか?
無理なく続けられるか?
ここが合っていれば、どちらを選んでも、その子なりに力を積み上げていける。
迷うなら、まずは無料の見本教材や資料請求で“わが子はどちらが合うか”
実際に見比べるのがいちばん確実ですよね。

